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消滅時効と取得時効
時効には、基本的な分類として、消滅時効と取得時効の2種類があります。
この2種類にそれぞれに、長期の期間のもの、短期の期間のものがあります。
このほか、時効に類似した制度として、除斥期間とか、単なる権利行使期間というものもあります。
消滅時効とは、権利者が持っていた権利が一定期間行使しないことによって消滅するものをいいます。
取得時効とは、真実の権利者でない人がある物を一定期間自分の所有物と思って占有していると、その物の所有権を取得することをいいます。
また、その他の権利も時効で取得する事もあります。
消滅時効と取得時効は別のものです。
消滅時効の反対側に取得時効があるのではありません。
お金を友人に貸した人の請求権が消滅時効にかかると、お金を借りた人は得になりますが、これは取得時効ではありません。
これは、消滅時効の反射的効果として得した人であるにすぎません。
取得時効についても、それが成立した結果として物を取得した人と物を失った人とが生じます。
この失った人は、消滅時効で失ったのではなく、取得時効の反射的効果として失ったにすぎないのです。
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