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会社への貸付
会社にお金を貸すときには、どのようなことに注意すれば良いでしょうか?
まず回収を一番に考えなければなりませんから、貸し付ける会社に支払い能力があること、社長に直接会って、その人柄を確かめることも重要です。
会社の資産として手っ取り早いのが、会社及び会社の社長所有の不動産の登記簿謄本を調べ、その不動産が担保に入っているか、入っているのであればどの程度の担保に入っているか、担保権者は誰かなどを調べることです。
また、規模の小さな会社ですと、会社の資産と社長の資産が名義のいかんにかかわらず、実質的には入り混じっていたり、一致していたりすることが多いです。
ですので、会社に貸し付けるとしても、その社長に連帯保証人になってもらうことも必要になってきます。
資産調査の上、不動産にその価格を超えて、いくつもの抵当権が設定してあったり、あるいは代物弁済の予約がしてあったりする場合には、貸付を考える必要があります。
実際に貸し付ける場合には、必ず、契約書、借用書などを作成してもらわなければなりません。
借用書を書いてもらうときは、金額、弁済期日、弁済方法、利息をもらおうと思えば利率、実際に金銭を貸し渡した日付などをはっきり書いてもらった上、署名押印をしてもらってください。
そして、貸し付ける前には、必ず交渉する大切なことがあります。
資産状態のしっかりしている人に連帯保証人になってもらう。
または、物的な担保を提供してもらう。
これが債権の保全につながります。
また、会社から支払期日を満期とし、支払期日までの利息を貸金にくわえた金額の約束手形を振り出してもらい、これに社長や保証人に裏書をしてもらうと、一つのプレッシャーにはなります。
また、金銭消費貸借契約を公正証書にしてもらい、会社が債務不履行したときに、直ちに強制執行できるようにしておく手もあります。
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