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不可分債務と連帯債務
不可分債務とは、性質上または当事者の合意により分けることができない目的物を給付する債務を複数の人が負う場合をいいます。
例えば、賃借物を共同相続した場合の賃料支払債務などです。
連帯債務とは、複数の債務者が同じ内容で、各自が独立して全部の履行をしなければならない債務を負担し、そのうち一人が履行すれば他の債務を免れる場合をいいます。
不可分債務・連帯債務は、一人の人が財産を持っていなくても、他の債務者が財産をもっていれば、債権の履行を受けることができ、ともに結果として担保の機能を有しています。
いずれも債務者の数だけ別個の債務が存在するもので、保証債務のように主たる債務に対する従たる債務ではなく、附従性はありません。
債権者は、誰に対し、いくら請求してもよいことになります。
一人の債務者について無効または取消の事由があっても、他の債務者には影響しません。
ただし、連帯債務では、債務者の一人に生じた事由が、他の債務者に影響を与える場合があります。
不可分債務では、弁済および弁済と同様の事由のほか、他の債務者には影響しません。
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