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安全性分析
安全性分析とは、企業の財政状態を分析し、経営の安定度や資金繰りの良否を判定するものです。
◇自己資本比率
自己資本比率=自己資本/(他人資本+自己資本)
自己資本が多ければ多いほど安定した経営ができます。
自己資本が多いことは最終的には支払い能力が高いことを意味し、自己資本比率が高いことは借金が少ないことを意味します。
経営が悪化すると、自己資本が減少し、他人資本が増えます。
50%以上なら良好で、20%未満は要注意です。
自己資本比率の悪化原因は、過小資本、内部留保不足、過大資本です。
過小資本は増資により対応し、内部留保は収益性の向上により改善できます。
過大資本は遊休設備の活性化が必要となります。
◇流動比率
流動比率=期末流動資産/期末流動負債×100%
流動比率は、1年以内に現金化する流動資産と、1年以内に支払義務のある流動負債とのバランスから、会社の支払い能力を見る比率です。
これは流動資産によって、どれだけ流動負債の支払いが可能かを示します。
170%以上あれば良好で、100%以下は要注意です。
流動比率がよいのに、資金繰りが苦しいときは、資産、負債の中身の検討や決済期間の長短を調べるとその原因がつかめます。
流動資産の中身が不良債権か否かは、売上回収期間を見てみます。
流動比率は、回収遅延、在庫増大、支払条件の悪化により低下するのでその改善が必要になります。
◇当座比率
当座比率=当座資産/流動負債×100%
当座資産とは、流動資産のうち現金預金のほか、販売をせずに短期間に現金化することのできる売掛金、受取手形、一時所有の有価証券などをいいます。
100%以上が望ましいとされます。
◇固定比率
固定比率=固定資産/自己資本×100%
長期的に拘束される固定資産が返済の必要のない自己資本の範囲内か、自己資本が固定資産にどれほど投下されているかを見る指標です。
100%以下は良好とされています。
◇固定長期適合率
固定長期適合率=固定資産/(自己資本+固定負債)×100%
固定長期適合率は、固定資産が自己資産でまかないきれない場合、長期借入金や社債などの返済期限の長いものやその他の固定負債でまかなわれていれば安全性は維持されているとの考えに基づくものです。
60%以下が健全とされています。
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