手形振出を受ける場合

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手形振出を受ける場合

手形振出を受けるときには、手形要件に注意する事が必要です。

@手形用紙

手形用紙は統一手形用紙を使っているか。

初めて振出を受ける場合には、その統一手形用紙を交付した銀行に電話して、振出人がその銀行に当座勘定口座を持っているかまで確認します。

なお、統一手形用紙を使っていないと不渡りになります。

A手形金額

手形金額は正しいか、チェックライターを使っているか、手書きの場合は壱、弐、参、拾などの漢数字で記載されているか。

手書きのアラビア数字だと金額記載方法相違で不渡りになってしまいます。

金額が複記されているときは、同じ金額になっているか。

B振出人

振出人の住所が記載され、記名押印されているか。

法人が振出人の場合には、住所・法人名・代表資格・代表者の氏名が記載され、押印されているか。

初めて振出を受ける場合には、振出人の資格や押印されている印鑑が届出印であることを振出人に確認する。

Cその他の手形要件

その他の手形要件は記入されているか、誤記されていないか。

支払期日、受取人、振出日、金額などの手形要件の一部が白地でも補充できますが、なぜ白地になっているのかを振出人に確認する必要があります。

D有害的記載事項

有害的記載事項が書かれていないか。

「商品と引換えに」とか「工事竣工時に」などと書いてあると、手形は無効になります。

E裏書禁止

裏書禁止になっていないか。

「指図禁止手形」「裏書禁止手形」を受け取った場合には、自分が裏書することができません。

F収入印紙

収入印紙を貼って消印してあるか、印紙税額は正しいか。

印紙が貼っていなかったり消印されていなくても手形は有効ですが、振出人は過怠税を徴収されることがあります。

G訂正

訂正がある場合、正しくされているか。

手形は金額以外は訂正が可能ですが、訂正されている場合は、横棒2本線で訂正されているか、訂正箇所を正しく記載しているか、訂正印が押されているか、訂正前の記載が読み取れるか。

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