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強制執行とは
被告が判決にしたがって、自主的な判決内容を実現してくれる場合は良いのですが、そうでない場合には、強制執行をしなければなりません。
強制執行とは、国が権利者の権利内容を強制的に実現してくれる手続をいいます。
貸金の返還請求訴訟に勝訴した原告が強制執行する場合には、判決に基づいて裁判所や執行官などの執行機関が被告の財産を差し押さえ、競売にかけてお金に換えて、それを原告に渡してくれます。
原告は判決内容どおりの結果を得ることができます。
強制執行をするためには、強制執行の根拠となる債務名義を手に入れる必要があります。
債務名義は、判決が代表的ですが、それ以外に執行受諾文言付公正証書や調停調書・和解調書・仮執行宣言付支払督促などがあります。
次に債務名義の末尾に「強制執行をしてもよい」という執行文をつけてもらいます。
さらに、あらかじめ債務者にあてて、債務名義の主旨を送達するか、又は執行と同時に示すよう義務付けられています。
そして債務者がその通知を確かに受け取ったという送達証明書を手に入れます。
送達証明書は、債務者に強制執行をする予告です。
債務名義、執行文、送達証明書がそろって強制執行できる準備ができます。
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